明日5月13日は、ネパール統一地方選挙。
市長、村長、区長を選ぶためであり、連邦共和制で地方分権が進むこの国では、住民生活に密着するレベルの公共事業を掌握する区長の権限が意外と大きい。投票直前は追い込みの選挙活動が禁止され、カトマンズ首都圏では3日間、酒類の販売やレストランでの提供も禁止された。ネパール産だけでなく、世界の銘酒を売りまくっているスーパーの売り場も、このようにがっちり施錠されている。
昼間の気温が30℃を超える昨今(雨期に入る前の今頃が、ネパールの真夏)、冷えたビールで「ぷは~っ!」とするためには、自宅で買い置きしておくしかない。レストランでも出てこないみたいだしね。
投票日は徒歩以外の移動は禁止されるし(自転車もだめ)、万が一の混乱も可能性ゼロではない。途上国の選挙は、いろんな意味で「アツい」のが、日本と全然違うところ。前日の本日から、日没後の行動は控えるなど自己規制をかけておくのが肝要と思う。昨日から目に見えて、交通量も減っている。多くの首都圏市民が、投票のため地元に帰省している。
「え゛、投票のために帰省って!?」
はい。地元愛の強いネパール人。都会に仕事もって頑張って家建てても、頑なに住民登録を出身地から移動させない人大杉です。そんなこんなのネパール人あるあるは、また別の機会にお話ししますね。