牛乳を巡る論争

近年、一部の世間では、殺菌していない「生乳」を飲むのが推奨されているらしい。一方、細菌による健康被害も指摘されている。

BBC: Experts warn against drinking raw milk after New Mexico baby’s listeria death

日本のような殺菌、低温殺菌された紙パック牛乳は(常温長期保存のための処理をされた)高額な輸入品しかないネパールに、以前からあるのは

  • 酪農農家が早朝届けてくれる生乳。牛もあれば水牛もある。自分で煮沸消毒して使用。
  • 酪農企業が工場でプラスチックパック詰めにして、食品店等で販売しているもの。冷たいまま生で飲むことは、普通はやらない。

最近、洒落た(オーガニックなどを謳う)食品店で、ペットボトルに入れられてガラス張りの店舗用冷蔵庫に陳列される、ネパール産のおしゃれミルクが買えるようになった。カトマンズ近郊のヨガ集団が、宗教的に大切な牝牛を衛生的に飼育し、絞ったものだという。生産者の側で低温殺菌され、そのまま飲めますな “Boiled Cow Milk(賞味期限7日間)” と、殺菌は自分でしますの “Fresh Milk” がある。

日本人としては少数派の「乳糖分解酵素ラクターゼ」を腸内に持つ自分は、Boildの方を冷たいままごくごく飲んで問題は(今のところ)ない。寒い時期はレンチンで温め、蜂蜜とココアパウダーを混ぜて飲むことも多い。

元気で飛んで歩けた頃、ヒマラヤ山中の夏の放牧地で飲ませてもらった、薪で温めたヤク(チベット高地牛)の搾りたてミルクは旨かった!忘れられない。アルコールへの耐性は高くないけれど、ラクターゼとカフェインには滅法強く産んでもらって感謝。

カトマンズ首都圏では、ネパール国内産の食材が増え、選択肢も広がってきている。同時に、キレイに見える、おしゃれな店で売っている、健康を謳う食材に対しても、知識が必要な時代になった。先進国のブームや問題も、直ぐにやって来る。情報と知識と、判断力が必要な時代になったもんだ、ネパールでもね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です