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2004年 7月 1日(木) 我慢して英語を読む日は続く

先日のブックレビューに引き続きもう1冊、王宮殺害事件関連の本を読んでいる。

Blood Against the Snows つーのであるが.......こちらは、紀元前のカトマンズ盆地の歴史から始まって、シャハ王家、ラナ将軍家の歴史と家系と歴史的ドロドロ怨念が中心。2001年6月の事件については、まあ、そんなもんでしょうという感じ。事件について知りたい人には物足りないが、ネパールの歴史書としては面白い。

いずれにしても、これからも、事件の状況についての事実を盛り込んだ本は出てくるだろう。しかし、事件の「本質」に切り込んだ本は......いや、もう、気分が滅入ってしまうことを考えるのは、やめにしよう。

ジクソーパズルの一番大切なピースは、取りあえず紛失したままで日々が過ぎていくのだ。そのピースが発見されるかどうかは、私の知ったことではない。

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本屋さんから、クリントンちゃん届きました!と電話あり。気分を変えて今夜からは、ホワイトハウスに萌えてみっかぁ〜(・∀・)モエッ

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今日は、ちょっと、じーんとうれしい再会があった。

人生山あり谷ありだけど、あまり頑張り過ぎなくてもいいから、前に進んでいきたいよね。うん。そうだよね。

そう思える仲間との出会いがある、カトマンズ。私にとっては一番過ごしやすく、かつ、やりがいを感じられる土俵なんだよね。そーゆー幸福感。ありがたい。

最近、日本からの出張者を「迎え撃って?」の大規模オペレーション的仕事がないけれど、ネパール国内で亭主と二人三脚の仕事が続いている。仕事をいただけると云うこと、ありがたい。そしてまた、仕事が楽しく充実している。

やっぱり夫婦は、仲良しが一番だよね。うちの場合、仕事のパートナーでもあるから余計に仲良しじゃないとね。夫婦漫才だもんね。

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さっきから事務所で、ケーブルTVの配線をしている。

亭主+うちのスタッフたち、トンカチありませんか?ドライバー下さい?ガムテープは?と、次々に私に尋ねる尋ねる。私は何でも持ってると、そー思ってるみたい。

ウプレティミキは、未来からやって来た猫型ロボットどらえもんですかい?

確かにどらえもんだよ!体型はね。・゚・(ノД`)・゚・。 うえええん




2004年 7月 2日(金) 素晴らしい食事と、深夜のリングロード

今夜はカトマンズ市内某所にて(レストランではない)、プロの料理人のお仕事の、大変素晴らしい日本料理をいただいた。美味しいだけではない。日本料理は美しいものだね。

その後、人を送りがてらリングロード(郊外環状道路)を半周して帰路についた。夜の10時過ぎ。カトマンズでは深夜。

タクシーが2台止まって、武装した警察官が何人かいる。あれ?と見ると、タクシーの間に動物が倒れている。

ジャッカルだぁ〜っ!口から血を流しているが、息はあるぞ。

リングロードを走って、ナラヤンゴパール十字路近くで。またまた車、人、武装した警察官が集まっている。何だ?

ひぇ〜っ!人が倒れている。死んでるの?怪我だろうか?交通事故か、それとも誰かに撃たれたのだろうか?近くに国軍の検問もあり、兵士が興奮状態。

繊細で高度な日本文化と、ワイルドな夜の出来事@カトマンズの落差に、頭くらくら
(((。o・))))((((・o。)))

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デウバ内閣の連立工作、なかなか大変な模様。

統一共産党、お家騒動に発展するか?

どうもネパールの組織というものは、チャンスを生かせないことが多い。結論はまだ見えないけれど。それにしても、ポカラの市長暗殺に引き続き、地方の政治家・某政党の活動家たちにとっては、命がけの季節がやって来そうなイヤな予感。

大きくうねり、血が流れつつ、憲法改正方向に進むのか?

マイク水野大先生の「シベリア超特急」ばりの、キッチュな2重の大どんでん返しが見られそうな。

嗚呼、ネパールは「カルト・ムービー」かよ?泣きたい気分。




2004年 7月 5日(月) 今週は、いつもと違う週

マイク水野閣下、ネパールにお出ましを!そして棒読み口調で

「同じネパール人同士、争ったり殺し合ったりしてはイカン。みんな夢を持つんだ。政権の座に着くなんて、そんなちっぽけな夢ではダメだ。国民みんなが幸せになる。そんな、大きな希望を持つんだよ」

と、カルトに諭してほしい.....嗚呼、シベ超!

ヤコさん、私はキッチュなのが大好きなのです。病気でせうか......

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さて、今週はカトマンズ市内。しかも事務所近辺で会議やら、パーティーやらの連続となる予定。

その中には、ネパール政府からお呼びの「国王誕生日」などもあって、まあ.....いろんな話しを仕入れてこよう。

今週中には、デウバ連立内閣も成立するだろう。いやはや、難産でした。成立後も、すんなりとは行かないだろうね。まあ、それは誰がやっても同じ事。

ネパールの偉い人は、批判するのは上手だけれど。でも、小異を越えて大同団結したり、生産的にチームを組むのって、絶望的にヘタ下手なのだ。特に、政治と政府・行政の中ではね。

民間企業の中には、そうじゃない兆しを見せる会社もあるのだけれど。まあ、時間が必要なんだろうね。

いっそ、水野閣下にネパールの首相をお願いできれば。あまりのぶっ飛びに、みんなまとまったり.....しないわな。嗚呼。涙目。




2004年 7月 8日(木) いろいろ貴重な体験をしています

今週は、普段では行けない場所、会えない人と出会える機会が続いている。

まず7月6日(火)。

デウバ首相主催の「国王誕生日祝賀お茶会」@シンハダルバール。国王、皇太子ご夫妻をはじめ、デウバ首相以下閣僚。ネパール政財会のお歴々。国軍、警察幹部。各国大使。援助機関のトップ。報道機関関係者などなどが勢揃いしていた。

私はまあ、亭主の同伴者という感じて、こういう集まりに混ぜてもらった。どきどき。

デウバ首相、お疲れの様子。過去に何度かお目にかかったこともあり、今回もしばしお話しする機会をいただく。

連立内閣組閣おめでとうございます。これからのネパールが、首相閣下のリーダーシップの元、良い方向に向かっていくことを期待しております......と、お話ししたところ.....力無く微笑んで答えてくれたデウバ首相。

それに反比例するように、統一共産党ネパール総書記は元気であった。

やあ!ミキさんお元気ですか?と、満面の笑顔と力もりもりの声。それにしてもこの人、人の顔と名前を覚える名人だ。首相に対して同様の言葉で、「党としての連立参加」にお祝いを申し上げると.......うんうん、ふふふっ、ありがとう。と、鼻息も荒く、元気な笑顔で答えてくれたネパール総書記。

コングレス民主党、統一共産党。デウバ首相、ネパール総書記。この2つの政党と2人の政治家の、現在の元気度・疲労度を垣間見た感じ。

コイララ元首相など、反王室を(今のところ)掲げている政党の方たちは、お顔が見えなかったお茶会であった。

最後に国王+皇太子ご夫妻が会場を一周。出席者の「ナマステ」を受ける。国王陛下は、いつになくリラックスされた感じでにこやかだった。コマル王妃は、いつも通りはにかんだ控えめな笑顔。この方は目立たないけれど、ネパール婦人として大変に「出来た方」であると思うなぁ〜。

パラス皇太子殿下は、以前より、お顔がくっきり・はっきり。ただの王族(というか、超名家のボン)から、皇太子へと立場が激変し、皇太子としてのオーラが降りて来つつあるのかな?ヒマニ皇太子妃は、群を抜いてお美しい。女優さんより綺麗。

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次に7月7日(水)〜明日まで。

カトマンズで、某国際会議が開催中。亭主と私は会議には関係ないけれど、主催者と普段からお付き合いいただいており、レセプションや食事会に呼んでいただいている。いやはや、楽しい会話が沢山。

昨夜はカトマンズ市内、素敵な某ホテルでの夕食会。同じテーブルに、亭主の友人のSさんがいた。彼はラナ将軍家の御曹司。世が世であれば、殿様。

で、この殿様Sさんは、日本で2年を過ごしたこともあり、日本語ぺらぺら。私との話も、弾む弾む。面白いのは、ネパール語だと「殿様然」としているけれど、日本語を喋る時は別人のように「腰が低い」んだよね。ただ単に日本語を覚えただけでなく、日本文化に触れてきたんだなぁ......Sさん。

Sさんはジュッダシャムシェル・ラナ将軍のひ孫。子供の頃、チャンドラシャムシェル・ラナ将軍(ジュッダシャムシェルの兄)の末の息子で、子供に恵まれなかったマダンシャムシェル・ラナ家に、養子に入ることが決まっていたらしい。

幼稚園に通っていた頃、毎朝マダン家からお迎えの車が来る。マダン家に着くと、若殿さまとして、従者が10人以上世話をしてくれたそうだ。で、やんちゃな若殿は、広大な屋敷っちゅーか宮殿を走り回る。そうすると従者の一団も

若君、若殿、お転びになられます。若君、お待ち下さい。

と、10人以上の金魚のフンだったそう。夜になると、やっぱり自分の家が恋しくて、泣いて帰ってしまったそうだ。そんなこんなで養子の話しはキャンセル。で、この話の続きは.....ぷぷっ、がははははっと、ネパールオタクには堪らない爆笑なのだが、狭い社会故書けない、書けない。絶〜対書けない。

シャハ王朝3代国王、ラナバハドゥール・シャハの一番若い王妃、トリプラスンダリの激動の人生についてもSさんと話し込む。

最近私の頭の中で、19世紀あたりのシャハ家、ラナ家のキャラが立ち上がっている。これ関係の本の読み過ぎなんだけど。そんな訳で、Sさんとの話は大変盛り上がり、次回またゆっくり、ラナ家物語を聞くこととなった。

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まあ結論としては、私はネパールオタクだから、こういう人生を楽しめるんだろうね。

日本のような清潔・保証・社会正義は諦められるが、オタッキーなネパール話しに漬かれないと、萎れてしまう阿呆なわ・た・し。

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引っ越しをしてから半年。見よう見まねとネット検索、そして柳生流園芸道のサフニ先輩ご指導の元、へっぽこガーデニングに挑戦してきた。

で、結論。

猫の額ほどの庭でも、シロートでは無理。出勤しないで庭の手入れをしたとしても、時間とお金の無駄でしかない。

まあ結局、トホホであるが.......究極の邪道ガーデニングを決定。サフニ先輩から絶縁されるキョーフ((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

庭師を呼びますた。プロにお任せします。申し開きのしようもございません<(_ _)>

明後日土曜日より、ミニ・ジャングルと化した庭の大改装がはじまる。嗚呼、日本なら庭師さんを呼ぶなんて、そんなこと一生体験できなかったであろう。ネパールだから出来ること。この国では、普通の中流家庭でも、庭師さんを頼むもんね。

まず改装植え替えを数日。その後は、週1回2時間くらいの頻度で、庭の手入れを頼むこととなった。これで月給は、東京の喫茶店でコーヒー+ケェキを食べるより安い。苗の代金は別だけどね。花壇への毎日の水やりは、私のお仕事。

はてさて、どうなることやら。

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今朝、日本から来た友人O君を空港まで送る。

カトマンズからエジプトに、猫2匹を運ぶお仕事だそう。なにぃ〜猫ぉ?ええーっ、2匹もぉ?しかも黒猫ぉ(ネパールでは黒猫は不吉なものとされている)?と、みんなに珍しがられたが、車の手配は出来なかったそう。

生きた動物を運ぶのはケージが嵩張る。しかも2つ=2匹。ということで、タクシーでは無理。亭主の会社の車を借り、会社のドライバーさんに早朝出勤をお願いした。

猫ちゃんたち、ケージの中でにゃあにゃあ鳴き続け。カトマンズの道路は揺れるため、車の荷台から、不安げな鳴き声の二重唱。

ねぇ、ところで、X線検査はどうするの?との私の質問に、Oくんは、さぁ、どうしましょう。でもX線なんて、猫ちゃんに当てたくないですよ絶対!とのこと。そりゃそうだ。

空港カートに乗せた荷物の中から、にゃあにゃあ鳴き声に、回りの乗客も警察官もびっくり顔であった。はてさて今朝のカタール・エア、どんな旅になってるのかな、O君と猫ちゃんたち。




2004年 7月14日(水) 人を使うと云うこと

ネパールでは、ごく普通の家であっても「使用人」がいる。

我が家は、カトマンズの中流家庭であるが、共働き+子供がいることもあり、通いのお手伝いさん(ディディ)1人、住み込みの書生くん2人合計3人がいる。ここに、亭主の会社のドライバーさんも出入りしている。

書生くんはふたりとも、我が家に住み込んで、我が家から学校・大学に通っている。お給料はお小遣い程度であるが、学費と衣食住、そして将来の就職を私たちの責任で面倒を見る......というもの。一人っ子の愚息にとっては、血の繋がらないお兄ちゃんというところ。

コンビニもなく、洗濯機がガンガン回せるような水もなく(洗濯は手荒い+洗濯機で脱水)、加工食品もゼロに等しいネパールでは、使用人なしでは生活が回らない。失業率が高く、また人件費が安いネパールである。というのも理由のひとつ。

回りのネパール家庭を見ると、使用人は使用人。身分が違う。だから、住み込みなら寝るのはぼろぼろの布団+台所の床。気に入らないならすぐにクビ。そんな家庭も多い。反面、使用人の生活を一生涯保証し、その子供たちの就学や就職まで面倒見て、古き良き「旦那様」「奥様」と「召使い」を彷彿とさせる、美しい家庭もある。

我が家の場合、同じ人間としての尊敬を考えている。その上での「けじめ」はある。

特に書生くんたちは、しっかり勉強してもらいたい。そして、ただ学歴をつけるだけでなく、実社会で生かせる実務能力を身につけてもらいたい。と、大学生になれば、亭主の知り合いの新聞社などに、インターンとして送り込んだりしているのだが。年上の書生くんを、そろそろ実社会に送り出す時期となっていてまあ、親ではないが親のような立場で、心配だったり頭が痛かったり。

書生くんが結婚して家庭を持った時、彼らの子供たちは「他人の家に住み込んで、家の仕事を手伝いながら苦学」なんてことをしなくても済むような、そんな人生を送ってもらいたいと思っている。

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さて、素人ガーデニングに降参し、知り合いの庭をいつも花で飾ってくれていた「庭師」さんを呼ぶことにした。先日土曜日から庭の工事の筈が、土日土砂降り。当然のごとく庭師は来なかった。

電話をすると「雨がやんだら来ますから」。雨がやんでも来ず、また電話したら「まだ地面が乾いていないから」と、のらくら。この間下見に来た時は、「地面が湿っている方が、仕事がやりやすい」と云ってたのは誰だ?

こっちは出勤前、毎日待っているのだが。来ないなら電話してくる.....なんて、それは日本人なら常識だけれど。

我が家だけでなく、友人宅の庭の仕事も用意して待っていても来ないので、今日は「明日は雨でも何でも、来なかったら他の人に任せるからね。2軒分の仕事、他の人にあげるからね」と、電話でキツーい言葉を投げた。

良い仕事をしてくれる庭師だと云うことは間違いないが、時間に対する感覚は独特。まあ、そんなもんだろうと予測していたら、やっぱりそう。

以前、家の内装工事をしていた時も感じたが、ネパールで請負仕事をする人たちには、度々きつい言葉で叱らないと、全然仕事が進まない。職人としてのプライドなんて、それは日本だけの話しなのね。

さて、明日は庭師が来るだろうか?多分、他の庭師を捜して仕事を始めてもらう頃、ひょっこり現れて云い訳を聞かされるような......そんな予感。

なら、自分でやれよ、庭仕事くらい......って。どーすればいいのぉ?

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家庭の中で人を使うのって、日本ではほとんどない事だろう。

しかし、アジア諸国に駐在する日本人のHPを見ると、必ず出てくる「使用人とのやりとり・トラブル・心のつながり」編。

私のような(カトマンズでは)ごく普通の暮らしをしていても、何人もの他人の人生に対する責任を、家庭内でも支えなくてはならない........んだわ。はい。




2004年 7月15日(木) ネパールの警察.....φ(゚∀゚ )アヒャ

昨日の午後から、意味不明の間違い電話が何回かあった。そして今朝、早朝5時台から15分おきに間違い電話が執拗に続く。

いつもは間違い電話と分かった時点で、間違いですよとこちらから電話を切るのだが、あまりにおかしいので、ネパール語で話しをしてみた。ネパール人男性の声で、

「こちらはカトマンズ●▼★警察署の、☆◇警視の事務所であ〜る。お前は◎□▽☆(全然知らないネパール人男性の名前)であることは調べがついている。女のような声色を使ってもダメだ。聞きたいことがあるから、即刻出頭するように」

(゚Д゚ )ハァ?

亭主に変わってもらったら、

「はは〜ん。やっぱりな。お前の国籍カード番号は#@で、親父の名前は♯¶だろう(両方とも全然違う)。逃げ隠れせず、真実を述べて出頭せい、( ゚Д゚)ゴルァ!!」

と。相手は本物の警察官のようであるが、当方は人違いですよ!と何度云っても全然信じてくれない。そのうち声が荒くなり、私を脅迫するような口調になったため。

「(英語で)私は、あなたが探している人間ではありません。私は外国人です。日本人です。こんな風に電話を続けるなら、ネパールの警察が日本人たる私を脅迫したと、日本大使館に連絡しますからね」

と話したところ、警察官、近くにいる上司らしい人に向かって

「コイツ、英語で喋っているであります」

と、非常にあわてた声で怒鳴っているのが、電話を通じて聞こえてくる。(・∀・)ワロタ

で、執拗にかかってくる警察からの電話番号は、当方でも捕捉しており、警察のどこの部署か番号を割り出す。そうしたら......その電話番号の部署には、本当に☆◇警視は存在して、しかもその上司の某警視正は20年近く昔から、私のことをサリー(ネパール語で妻の妹)と呼んで付き合ってくれている方で、しかもその部署には、亭主のはとこが警部補でいるのだった。

でまぁ、いきなり警視正さまに電話するより......と、亭主がはとこの警部補に電話してくれた。並行して私は、カトマンズの日本大使館領事部に、警察が人違いで、私に執拗な電話をかけてきて困っている。私を脅迫するような口調で心配なので、取り急ぎご連絡します......と電話する。大使館領事部、いつも本当に頼りになる方々である。今回も親身に話を聞いてくださり、警察にも問い合わせをしますからと、力になって下さった。感謝。

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30分ほどして、はとこ警部補から電話があった。捜査のため事情聴取に呼ぶべき人間の電話番号と、私の番号が酷似しており、昨日からずっと気づかずに間違い電話をかけ続けていたそうなのだ。

電話をかけたのは実務をする警察官だったようだが、☆◇警視は私の声を聞いて、探すべき相手が女の声色を使い、しかもネイティブでないネパール語のイントネーションで喋っていると思いこんでいたそうだ。(;゚д゚)ァ.... (;゚д゚)ァ....

警部補からの説明+日本人です、日本大使館に( ・∀)人(∀・ )通報しますた!でやっと、警視以下、自分たちの間違いに気づいたとのこと。(  ゚,_ゝ゚)バカジャネーノ

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人権意識の薄い国の官憲は、思いこんだら止まらない部分がある。今回は電話だったからまだマシだけれど、誤認タイ━━━━||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||━━━━ホ!!なんて事も、可能性としてゼロではない。

また警察以上に、国軍が本気になったらヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!!●~*ヒイィィィ!!(゚ロ゚ノ)ノなのだ。まあ、国軍はこんな阿呆な間違いはしないだろうけれど。

常に自分の行いを慎むと同時に、万が一の場合は「自分が外国人。日本人」であることをきちんと主張すべき事を感じた。またこの場合、ネパール語が出来ても、敢えて英語で喋るのが効果的であると痛感。

そして、日本大使館、特に領事部のみなさんは頼りになる!ってことを再確認した。

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最近ネタ枯れで困っていたところ、早朝から楽しませてくださったネパール警察に、心より感謝して今日の日記とさせていただきます。

あー、大人だねぇ私。泣けてくるゼィ.........




2004年 7月19日(月) ハリポタ魔法のPCとカリスマ

週末、家族3人で「ハリーポッターとアズカバンの囚人」、映画を観る。おなじみ、カトマンズのスノッブ映画館、Jai Nepal Cinemaにて。

映画は英語版であり、間違っても「日本語字幕」など付いていない。そして、私は原作を読んでいない。結果、台詞やらストーリーの分からない部分は、愚息に教えてもらうこととなった。私はまだ、ネットで予習していたからいいけれど、亭主は後半、ストーリーを理解することを諦めていた様子。

帰宅後、愚息に与えてあった「不死鳥の騎士団(英国版=もちろん英語)」本を取り上げ、辞書を引き引き読み始めたら.......おもしろい〜

それにしても、スネイプ先生は素敵だ。あの憎たらしさ、威張りくさったところ、意地悪でいて実はハリーたちの救援に駆けつけるところ、我が亭主に、実にそっくりである。怖い相手をばかげたものに変える魔法の授業での、スネイプ先生の女装シーン。クィーンのミュージック・ビデオを思い出した。

そしてまた、ルーピン先生に(・∀・)モエッなのだ。ああ、ブラピちゃんとのチベット逃避行した、アウフシュナイターさまとの再会。ああ、ルーピン先生のチョコレイトが食べたい。ハリポタ次の次の映画での再会に、今からどきどき。

しかし、シリウス・ブラック。私はマトリックスの「トレイン・マン」かと思いましたゼ。

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私が事務所で使っているパソコンOSは、Win XPである。しかし私のXP、Meまでは問題なく実行できていたノートン自動アップデート(LiveUpDate)が、どう調整しても起動しなかった。毎日一度、手動でノートンをアップデートしていた。

先週末、ウィンドウズ・アップデートがあった。OSやブラウザの脆弱さは怖いので、いつも真面目にパッチしている。そうしたら.......突然ノートンさんが、自動的にアップデートできるようになったのだ。

神たるマイクロソフトの恩恵か、黒魔術か?何でもいいや、うれしいな(^.^)

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でもって、最後は庭師さんさがしのお話し。

1週間待っても来なくて、結局「遠いから通えない」と、ヘタレた断りを入れてきた庭師(詳細はクリック)にムカ〜っ(`へ´)フンッ。

こーゆー時は、間髪入れずもっといい人を捜すしかない!とばかり、他人の迷惑顧みず、素晴らしい庭師さんがいるという評判の、某さんに電話を入れた。某さん、いきなりお願いしてすいませんでした。本当にありがとうございました。

で、その方の庭を見てくれている、大変評判の良い庭師さんの電話番号を教えてもらい、ずーずーしくも電話を入れる。60がらみの年配の庭師さんなのだが......

あ゛ーーーっ、ネパール語が上手く通じない。この庭師さんは、ネワール語でないと話しが通じない。どーしよー(O_O).......そうしたら、庭師さんの家族が電話に出てくれて、通訳(ネワール語〜ネパール語)に入ってくれた。

では明後日の朝、あなたの家に電話しますからということで、当方の電話番号を伝えた。大変な人気庭師さんらしいので、猫の額の我が庭なんて、相手にしてくれなかったらどうしよう。ああ、また落ち込むことになるのだろうか?と、心配。

庭師さんからは約束の日の約束の時間の15分前に電話があり(ネパールでは画期的!)、きっかけを作ってくださった某さんのお宅で待ち合わせをすることとなった。出がけにいろいろあり、待ち合わせに15分遅れて到着してみると、庭師さんは定刻の30分前から来ていてくれたとのこと。ごめんなさい。

では、うちの家に行きましょう。と云う段になって、庭師さん、裸足だったことに気が付いた。「お父さん、草履を履いてくださいな」と声をかけたところ、「いや、ワシは草履も靴も履かないんじゃ。そういう主義なんじゃ」とのお返事。

あーーっ、この庭師さんは、今では殆どいない、本物のネワールの農業・園芸・花作りのプロだぁ〜すごい庭師さんと巡り会ってしまったぁ〜カトマンズ盆地の農業を支えてきた、ネワール農家のプロは、自分の足の裏で大地を感じるのだ。大地に立つのだ。そんな超弩級人がまだ、カトマンズの真ん中にいたのだ。

道々話しをしてみると、カトマンズの某財閥の庭、某センターの庭園などなど、すごい仕事をしてきた人だと分かる。しかも、私がお世話になりっぱなしの方々とも、仕事の縁がある。おー、あなたはその人とも知り合いなのですか.....と、庭師さんもうれしそうに話しをしてくれる。

カトマンズの世間は、実に、実に狭い。

そんなやりとりが良かったのか、普通ならうちの庭には来てもらえないかな?と心配だったが、翌日から仕事をはじめてくれることとなった。庭全体の土の入れ替え、芝生の張り替えが必要なため、庭師さんの助手として家族の方2人も来てくれることとなった。有り難い。

そして今朝。約束の時間より15分前に、庭師さん+娘さん(庭師の修行をした女性)+娘婿さん(庭仕事だけでなく、左官工事も出来る)の3人が登場。庭師さんの陣頭指揮の下、娘+娘婿コンビによる仕事が始まった。出勤までの1時間ちょっとしか見ていられなかったが、すごい勢いでぐんぐん仕事が進んで行く。

土の入れ替えには2〜3日の仕事が必要な様子。その後、庭師さんと一緒に苗を買いに行く。どんな植物を植えるかは、施主の希望。そして、どの場所に何を植えるべきかというアドバイスは、庭師の仕事。

その上で、造り上げる庭は、庭師さんの「作品」と、そんな気骨をびんびん感じる仕事であった。こうなったらこの庭師さんに、私は付いていくしかない。ものすごい職人魂の世界に迷い込むことになりそうだが、気が付いたら走り出していた。

と、この話をある友人にしたら.......友人曰く、それは、「裸足のカリスマ庭師さん」と、遭遇してしまったちゅーことですね。 この項、つづく。




2004年 7月22日(木) たこ部屋労働の夜は明けて

一昨日の夜、亭主の仕事がらみで私のパソコンに障害発生。デスクトップにおいていたファイルが消えた。

実は今日、ある仕事でどうしても必要なファイルがあったのだ.......真っ青。

昨日、困ったときのビンティ頼みと、高津さんの会社にパソコンを持ち込んだ。ウィルスではないか?ということで作業中、不思議なバックアップファイル群を発見した。あれ?と中をのぞいてみると、ファイルの断片がたくさんある。これらの拡張子を変えてみてみると...ビンゴ!消えたファイルであった。高津さん、いつもありがとう。

しかし、膨大な断片の羅列であり、一つ一つ拡張子を変えながら「ワード」「一太郎」「画像」と、砂の中から豆を拾うような作業(T^T)

この作業は我が事務所にパソコンを持ち帰り、私が自分でするお・し・ご・と。

久方ぶりに、事務所に泊まり込み。これを「たこ部屋労働」と云わずして何と云う......って感じだが、たこ部屋労働って「劣悪な作業員宿舎労働」と言い換えるのが宜しいと、変換辞書さん(書き屋のためのATOK辞書)が云ってたりする。

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昨日はそんな作業の合間、庭工事の確認のため昼間3時間程、自宅に戻っていた。

庭全体の土の入れ替えのため、腐葉土や肥料、砂、新鮮な土などを混ぜた「園芸用土」を、(セメント袋大の)大きな袋に5つ用意していたが、全然足りなかった。もう5袋、追加で買いに行く。私がちまちまやっていた頃は、袋に半分の土で2〜3ヶ月だったから.......うーーむ。プロの仕事はスケールが違う。

私のガーデニングは、花の苗は買うけれど、土作りがおろそかだったのね。苗だって私は、ついつい「花の咲いた」のを買ってしまうけれど、庭師さんのチョイスは「花の咲いていない若い苗」なのだ。もちろんその方が安いし、適切な世話をして苗やさんより立派に育てるってことなんだろうね。

3日間の工事は完了し、あとは毎週2回半日ずつ庭師さんが通って世話をしてくれる。秋に咲くよう、マリーゴールドと大小様々な菊も、植え付けが終わった。

私が偏愛する「フクシア」のふくちゃんたちも、すす病が出て元気がなかったが、手当と刈り込みをしてもらった。これまた秋には、元気に花をつけてくれるはず。

新しく植えた低木が、見られるようになるには最低1年。2〜3年は必要だ。しかし、目にキャッチーな花は季節のものだから、まあ3ヶ月もすれば花盛り。年に4回くらい植え替えをすることになるだろう。

と、実家の父からメイルが届いた。父は建築の専門家。父曰く、「日本庭園の場合、作って10年ほどたたないと、落ち着いたたたずまいが出ない.....」とのこと。

この場合、作って、それから10年プロが丹誠込めて世話をして、やっと「庭」になるってことなんだろうね。我が家の庭は花壇に毛が生えた程度だけれど、それでもやはり、数年単位で見なければならないだろう。庭師さんとも、長いおつきあいとなる。

日本の庭造りのように、膨大な予算はかけられない。それでも毎月、何やかんやで(人件費もろもろ込み)3,000円は最低必要。季節ごとには、苗代として別途3,000円程度。つーことは、3,000円x12 + 3,000円x4 = 48,000円。年間日本円で、5万円は必要ってこと。人を雇ったガーデニングでこの金額は、日本では考えられないほど安いよね。しかしネパールで、庭に5万円毎年投資するのって覚悟がいるのだ。

もう、洋服なんて買えない。

まあ、いいじゃないか。日本にも5年に一度しか行かないし(行けないし)。カトマンズのささやかな我が家に、これくらいはお金を使ってもいいじゃないか。ねえ。




2004年 7月25日(日) 「クモ男」と「兄貴」だった週末

一昨日金曜日。日本から来られている師匠とCafe Uでランチ。その後師匠共々ケーキをおみやげに、「Coolな存在」を、立ち上げ中の友人宅におじゃまする。

時の流れの「あの時」と「今」が、すんなり繋がった楽しさを味わえた。

その後、ネパールではこの日から公開された「スパイダーマン2」を、家族・師匠いっしょに見に行く。公開日の夜のショーがチャリティ・チケットとなっており、亭主が友人から5枚買わされていたのでね。こーゆーチャリティなら、大歓迎。

いやはや、スパイダーマン2はおもしろかった。タコ博士、インド人顔だね。こーゆー映画は、ドルビーデジタルサラウンドの「映画館」で見るべき。見るべし。

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翌土曜日。今度は師匠のリクエストで、ネパール映画。

自宅近くの映画館でかかっている、顔も全身も「むやみに縦に長い」ヒーロー、ラジェス・ハマール主演の「トゥレ(兄貴)」。ラジェス・ハマールは以前は嫌いでなかったのだが、日本に行ったとき太秦で撮ったと思われる、暴れん坊将軍に扮して(カツラ+錦の着物・袴)、撮影用の日本刀を構えた写真を持ち歩き、嬉々として見せ回っている姿を目撃してから.......f(^ー^;

庶民的っちゅーか、子供じみてかわいいっちゃー、そーだけど。ネパール外交官の息子で、外国生活の経験もあり、そろそろ40(もう過ぎてるか?)という年齢を考えると?ネパールのトップスタートしてのカリスマ保持を、彼には考えてほしいね。

で、映画は?って.......シベリア超特急も泣きながら裸足で逃げ出すね。ネパール映画トゥレ、凶暴な映画であった。不条理映画であった。

ネパール映画も、がんばって良くできたものもある。しかし、トゥレ。空前絶後。役者さんたちも、演ってて悲しかったろうね。同情してしまう。

俳優さんの首から上がフレームに入っていないアングルが、全体の三分の一はあった。顔で演技するな!って......(^◇^;) 笑うしかない。

それにしても、師匠は大満足のご様子。師匠の美意識は、大変にワイドレンジ。

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スパイダーマン2とトゥレ。両極端な2作品を、続けて見てしまった。

映画世界のエベレストの頂上からダイブして、マリアナ海溝に潜水したね。

そんな週末。




2004年 7月29日(木) 久方ぶりのラ〜メン、堪能!

日本からカトマンズ来訪中の師匠が、「ラーメン食べたい」とぽつり。「じゃあ、そーしましょうか?」と私。「ええーっ、カトマンズでラーメン食べられるのぉ?」と師匠。

カトマンズ市内バルワタールに開店したばかりの、日本食レストラン「ゆうらく」に、醤油ラーメンと味噌ラーメンがある!と、先日情報を得ていた。前日に電話で確認し、万全の体制で今日のお昼、師匠と一緒にゆうらくにGO〜

因みに我が亭主は、レストラン近くまで車で送ってくれたにもかかわらず、「チャウチャウ(ネパール語でラーメンのこと)ごときに興奮する、ニホンジンの気持ちは理解不可能」と、あっさりパス........麺文化のないネパールだぁ。

味噌ラーメンがおいしかったとの情報であったが、まずはやはり「醤油」ラーメンを注文。わくわくして待つ。店内は「日本帰りかな?」というネパール人のグループなどで盛り上がっており、日本人は師匠と私だけ。

で、問題のラーメンは......美味しかった。手作りの麺は、かん水を使っていない(ネパールでは手に入らない)もっちり系。チベット麺「トゥクパ」とは違う。間違いなく、日本のラーメンの麺であった。懐かしい。分厚いチャーシューも、歯ごたえ満点。

日頃、ラーメンを想いつつトゥクパで満足するネパール暮らし。でも、ゆうらくに行けば日本のラーメンと出会える。しかもこのラーメン、100ルピー札でおつりが来る値段。カトマンズでの「小さな幸せ」を見つけた。

ラーメン以外のメニューも、本日いただいたのは「酢豚」であったが、隠し味にお味噌が効いていて美味しかった。2人であれば、ラーメン+おかず1品を半分ずつという楽しみ方で、ゆうらくメニューを全制覇してみたい...と、野望を抱いてしまった。

レストラン「ゆうらく」は、カトマンズ市内バルワタール。バトバティニ・スーパーから中国大使館を通り過ぎ、グリハニ・スーパー横のテンプースタンドからすぐ近く。このあたりまで来て、日本食レストランと聞けば近所の人が教えてくれるだろう。または直接、ゆうらくに電話をして訪ねてほしい。

オーナーは日本人、武田さん。

ゆうらく TEL: 2082083 (電話番号掲載について、武田さんの了解をいただきました)
午前11時〜夜9時まで / 日曜定休

ランチとディナーの間も開店しているため、仕事が終わらずお昼ご飯を食べ損ねた「遅い昼食」「早い夕食」にも飛び込める。

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なおラーメンについては、タメルの日本食レストラン桃太郎の横、金太郎というラーメン店もあるそうである.......が、私は行ったことがない。どなたか金太郎ラーメン・レポを、掲示板にお願いします。

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ゆうらくでラーメン+酢豚を堪能した師匠と私は、歩いてバトバティニ・スーパーに行き、野菜売り場横のアイスクリームやに出現。

ここのソフトクリームがまた、こってり系で美味しい。ああ、満足。ぶひ〜っ!