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2004年 5月 2日(日) ネパリ・ポップにくびったけ

私が最近まいっているぅ〜、ラヴソングの新星@ネパール、スガム・ポカレルくん。

スガム・ポカレル

本当は2枚目のアルバム、Highwayが良いのだけれど、アルバム写真がイマイチなので、以前のSHooNYAで写真ご紹介。

甘い声で、叶えられなかった恋を切なく歌う。うーーむ。ネパールではバウンやネワール民族の男性歌手は、いじいじ、女々しく歌うのが伝統。スガム君も、ビラトナガル出身のバウン青年。だいたいバウンやネワールのオトコは、ネクラなのだね。

♪恋の道を歩いていた時、花咲く道は君に譲り、僕はイバラの道を歩いていた。なのにキミの心を繋ぎ止めることは出来なかった〜♪

自己を正当化し、他人に責任を転嫁する。うーーむ。典型的なネパール上位カースト・オトコの言い分!自分は泥をかぶらないんだよね。そんな頼りない優しげが、オバサンの心をくすぐるんだわ。

我が亭主のポン友である舞台俳優・演出家のスニル・ポカレルさんの実弟でもある。でもって、うちの愚息もファン。こいつもネクラなバウンオトコ。

ミュージックトラックも、ほとんど自分ひとりでやっているみたい。自己完結君。

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さて、お次は、ノーテンキで楽しい、ニマ・ルンバ。きゃ〜っ!

ニマ・ルンバ

現在大ヒット中のサージマパニ・ラートマパニという曲、アレンジが「ドゥーワップ」なんだわ。アメリカの懐メロ。日本で云えばラッツ&スターね。

ミュージックビデオでも、ロカビリー時代のアメリカとヒンディー映画をパロっていて、懐メロ、懐映画(ラージ・カプール+ナルギスなど)フリークの私としては、感涙もの。昔、ストーカーのような目つきで♪ミス、キャットウォーク〜♪って歌っていて頃から気になっていたニマルンちゃんであるが、ここに来て一気に大好き!

彼の歌には、失恋の文字はない。カラッ!と明るく、でも歌い方とベースがほんの少し「もっさり」テンポ遅れ気味なのが、いかにもネパール的。

このアルバム全体、古き良きアメリカくさいアレンジで、バカでかいアメ車に乗ってカーステで聞きたい。そんな仕上がり。こんな書き方をすると、ライジング平田師匠の脇腹がぴくぴくしてないかな?

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スパニッシュギター大好きのディパク・バジュラチャリヤ、民謡の歌詞をポップにしたアニル・シンとか、気になるアーティストがいっぱいで困る。

それにしてもかつては、チューニングさえ満足に出来ないネパールのポップ(バンド)であった。そのころから比べると、全然別物に急成長したネパリポップ。しかも、ドゥーワップやスパニッシュなどを「自分の土俵」に引きずり込み、ダルバート・ネパール味にして料理してしまう最近のミュージシャンには脱帽である。

かつては録音機器が、政府直営ラジオ・ネパールとラトナ・レコーディングにしかなかった時代、直立不動で歌う歌手ばかりだったネパール。90年の民主化以降、民間のスタジオ、音楽レーベルが急成長した。また昔に比べて、デジタル機器が安くなった。ネパールでも手にはいるようになった。

いろいろ悩ましい現在のネパール。でも音楽業界は、ネパールの民主開放政策の中で、あるべき成長を遂げた数少ない成功例である。




2004年 5月 5日(水) へっぽこ園芸道〜失敗編 (改訂)

私が大好きなフクシアちゃん。フクシアの愉しみ

自宅の軒下で、バレリーナのような、貴婦人の耳飾りのような花を咲かせてくれている。で、挿し木で増やそうと、止せばいいのにトライしてみた。切り戻しをした枝の再利用にもなるし......

上記フクシアの愉しみさんの教え通り、カッティングをして、発根促進剤を付けて、川砂にさして、ビニール袋で覆って、日陰に.....日陰に置いたはずだったのにぃ。

私は午前中自宅を出たら、帰ってくるのは夜。土曜日も最近、なんやかんやと外出が多かった。で、愛しのふうちゃんの挿し木ちゃんを見ると。がーーーん!干からびている。え゛ーーーっ、何で?

昨日用があって、午後自宅に寄った。そして、原因が判明。朝は日陰になっている場所が、午後はカンカン照り。あ゛あ゛。ふうちゃんに悪いことをした。私が悪かった。

ふうちゃん、ごめんね。おかーさんが悪うございました。

と本日、懲りずに再度挑戦。今度は「水挿し」だわ。

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日本が原産というアザレアちゃん(西洋ツツジとも云うね)、嬉しげに花を咲かせてくける。きゃ〜っ、うれしい。

アザレアちゃん

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さて、昨夜は「皆既月食」。夜中、厚く空を覆っていた雲が嘘のように切れた。

ネパール時間深夜1時前から、月の全てが陰に隠れたのは2時前。家の屋上で蚊取り線香を焚き、ヘッドフォンでユーミン+小田和正を聞きながら、双眼鏡で楽しんだ天体ショー。亭主も愚息もグーグー寝ていたから。私ひとりだったけど。

再度月が影から出てくるまで見ようと思ったけど、寒いし(今の時期、カトマンズ昼間は暑く夜は涼しい)眠いし、ギブアップして寝た。

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世の中の動きが情けないと、しぜ〜んに、自然に逃避してしまうね。




2004年 5月 9日(日) 某新聞の記事には、主語がないですね

タパ首相辞任のニュースは、日本のメディアでも取り上げられていました。

そんな中で、記事の一番大切な部分に「主語」を入れず、次の首相には誰がなっても長続きしないという見方が主流である......と書いたものがありました。これ

どこから声が出ているのでしょうね?何故、主語を入れないんでしょうか?ネパールは「お先真っ暗」だと云いたいんでしょうかね?

次の首相が決まってからの批判・論評は、ジャーナリズムとして当然の話。しかしそれ以前に、誰がやってもダメ(長続きしないという表現って、そういう意味ですよね)というのは、ちょっとネパールを見下してませんか。

個人的感情として、不愉快です。

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一方、タパ首相は「自分が退陣することによって、ネパールに平和がもたらされる端緒となることを希望している」と表明した......と、強調したのは毎日新聞。これ

他のメディアは基本的に、日本人が記事を書いています。しかし毎日新聞は、ネパール人の長老ジャーナリスト、ビネイ兄さんの署名記事なんですね。ネパール発信の記事のかなりがそうです。

ビネイさんは、タパ首相に花を持たせた論調で、この国の未来に希望があることを表現してくれました。ネパール人としての誇り、ですね。

新聞、テレビの報道は、比較してみるのが面白い。自分が購読する新聞だけ、見ているテレビニュースだけ......で、ネパールって、更に云えば世の中ってこうなんだ。と、判断するのは、実は怖いことなのです。

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ところで国王の正式なコメントとして、次の首相は「クリーンな人を」と発表されています。クリーンとは?何を表現しているのでしょうか。

もしかすると政治家以外の、学者・知識人・実業家に、選挙管理内閣を......というお考えなのでしょうか。

そうであったとしても、政党側から出るにしても、かなり力量のある人間でないと務まらないでしょう。マオ派との停戦、マオ派をも巻き込んだ国造りと総選挙の実施が課題なのですから。

人選を誤れば、混乱が更に拡大する可能性があります。万が一そんな事態になったとしても、それはネパールが「より良い国」になるための試練。そんなふうに、あくまで前向きに考えないと......ネパールには住めません。

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とまあ、そんなことは別にして。今日、不思議なハイビスカスの花が咲きました。

不思議なハイビスカス

ひとつの蕾から、3つの花が合体した「三つ子」の花が咲きました。ヒンドゥー教の神様みたいですね。こういうのって、よくあることなのでしょうか?

突然変異にしても、思いがけず、すごいものが出てくることはある訳で。まあ。希望を持ちましょうねぇ......って、しつこいですか?




2004年 5月14日(金) バンダ中は自宅軟禁

今週火曜日・水曜日は、5政党によるバンダ=ゼネストであった。

都市部では地下組織であるマオ派によるバンダ以上に、おおっぴらに支持者が出歩ける政党バンダや学生バンダは、路上で荒れることが多い。だから、緊急な仕事がなければ自宅にいるのがよい!と、うちの会社の社長兼我が亭主の主張。

「炎天下、歩きたくないだけだろ......」

と、心の中では悪態をつきながら、自宅軟禁されていた。

「あんた(うちの亭主を指す)は報道カメラマンなんだから、デモによる煉瓦の降る路上で取材して、頭に傷のひとつも作ってこい。それがあんたの仕事だろ」

世の中、正論が通らないこともある。

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事務所のデスクトップPCと、自宅用のノートPC。LAN接続ができなくなった。

バンダ前の月曜日、あたふた半日試行錯誤したけれど......ダメで。結局夕方、神さま仏さまTさまに電話で相談。

「ねぇ、ノートンを2004にしたよね。ネットワークの許可設定してる?」

と、非常に基本的なご指摘に平身低頭。仰る通りです。バンダ中に出勤し、全て設定しよう.....と思っていたのに。社長のせいで出来なかった。

日本の夫婦であれば、そんなの勝手に外出すればいいじゃん♪なのだが、誇り高きネパールオトコは、そんなこと許さない。しかしそういう制限の中で、日本でも出来ないような事を実現させてしまう「醍醐味」っちゅーのが、ネパールオトコとの国際結婚を長続きさせるコツかな?嘆くだけじゃなく、状況を楽しむって事。

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さて引っ越してから、ケーブルTVの映りがよくない。外からのケーブルを、屋内で分配配線しているのがよくないことは分かっていた。

で昨日、ニューロードのインド人経営専門店から、ケーブルTVの信号増幅器を買ってきた。接続してみると、確かにマシにはなる。しかし。しかしである。何故かNHKだけが映らない。はっきり云って、私はNHK、つーか日本語のテレビが見たくてケーブルの料金を支払っている。NHKが映らなければ、他のチャンネル100個鮮明だって意味がない。そーでしょ。我が家で日本語を発するのは、私と私のPCくんと、ケーブルTVのNHKワールドちゃんの3人だけなんだから。家族なのよ、ワタシタチ。

で、壁に配線がぷち這うけれど、外線をダイレクトでTVに繋いでみた。

結果。超よく映る!

ああ、増幅器なんて必要なかったのね。ああ、お店のインド人のおじさん、親切に返品に応じてくれてありがとう。

とまぁ、普通こういう事って「私、分かんない」と亭主にやらせればいいものを。亭主はNHK見なくても平気。パソコン使えなくて平気。だから、私がやらないとダメ。

そんなこんなの今週......であった。えっ、ネパールの次期首相は誰かって?

インドはソニア・ジ(さん)と来りゃ、ネパールはうちの亭主が首相。つーことで、政党とも国王とも話は付いている。

ウソばっかり、もう。




2004年 5月16日(日) 漠然とした不安っス

不安その1

インドはソニア・ガンジー首相で決まり!なんだけれど、ネパールの首相選出は未だ先行き不安。詳しくはビンティのニュースで......なのであるが、天然ボケ(老害という見方もアリ)クリシュナプラサード・バッタライ爺ちゃんが、悪い冗談を突き抜けた発言をしていたりする。

バッタライ爺は、たしかに、コイララ爺より人望はある。しかし、ひとりでは歩けないほど足腰が弱ったご老人である。しかも、非常に大切な場所で「賛成」に投票すべき時に、「反対」に票を入れてしまうようなミスを「多発する」ご老人である。

まあ、バッタライ爺はお飾りで、超党派で実務者が取り囲んで政府を運営するという手もあるが.......不安。

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不安その2

国王の立場、形勢が日に日に悪くなっている。

まあ、マイナス・イメージから立ち上げたギャネンドラ国王である。スタートから、厳しい状態であった。ネパール国内、国外、日本でも「ギャネンドラ悪代官説」が流布していた(いる)。息子の問題もあるし、ね。

しかし、私は敢えて、ギャネンドラ国王をまず受け入れてみようという論点に立っていた。自分で考えて組織を運営するという点が発展途上のネパール。この国の姿を考えてのことであった。実際、シャハ王朝の歴史に名を残す、救国の名君になれる可能性は......あった。

しかし、しかし、そのチャンスを生かせず今まで来ている国王。

国王の国家全権掌握反対に端を発した、政党の抗議活動は徐々に、確実に、アンチ王室の色を濃くしている。デモ隊が発するシュプレヒコールは、2ちゃんも真っ青な内容である。不敬罪が生きるタイのジャーナリストが、カトマンズに来て・見て・聞いて、卒倒しそうになったらしい。

カトマンズの街の声は、私の知る限り、「出しゃばる国王は困るが王制は必要」というものも少なくない。反面、「王様いらない」「海外に亡命するんじゃない、このままじゃ」というものも、増えている。また、人目を気にせずに云う人も出てきている。

政治体制という「システム」が変わるなら、犠牲者の血が流れることもある。この場合の犠牲者は、為政者の時もあれば市民のこともある。何が起ころうと、ネパールと運命を共にする人間は耐えねばならない。

それにしても、漠然と不安である。

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不安その3

ネパールにおいて、先進国で生まれた歴史ある「国際奉仕団体」クラブ設立が、驚くほど盛んである。

財を成し、名を遂げて、老後の楽しみを求める「名士」が、週1回一緒にランチを取りながら、奉仕というお題目のミーティングをするもの........ってイメージ。しかしここネパールでは、30代40代の「これから世代」が新しいクラブをどんどん設立している。で、各種団体から、我が亭主にもお誘いをいただいていた。

「あなたは、胸にバッチを付けたい俗物なの?」

という私のきつい指摘で却下してきたが、遂に、断り切れない筋からの誘いで陥落。何度か例会に顔を出し、雰囲気になじめないと辞退しても、兄のような存在で、亭主の人生を長年引き立ててくれている会長自ら、事務所に来て説得。

新しいクラブを新設するので、ひとりでも多くの会員が必要なのだろう。昨夜、亭主が属することになるクラブの設立お披露目パーティーがあった。夫人同伴とのこと。会場であるホテルに行ってみると、ひな壇の左右に「会員」「夫人」が座り、招待者も多数。で会員はひとりずつ、インドから来た富豪ガバナーから会員バッジを付けてもらい、夫人は花束を受け取るという儀式まであった。

会場の雰囲気は新興宗教の集会、または自己啓発セミナーか?というもの。自画自賛のオーラ漂う会場で、非常なる居心地の悪さを感じた。

「さあ、大きな拍手を!」と景気づける司会者の声を2時間以上聞かされ、私は全身土佐の闘犬「西原理恵子」となった。メインゲストのインド富豪がまた、非常に下らないスピーチを30分以上。終わったら終わったで、来場の人全員がスタンディング・オベーションで拍手をするよう司会に強制される。嗚呼.......回りに日本人が居ないのを幸いに

「信じられない!なにこれ」

と、声を上げてしまった。

夕方集合で、夜中になってやっと解放された後、亭主と2人顔を見合わせた。敵も、参ったなこりゃ......という表情。

この団体は保健衛生や教育分野で、国際的に大きな成果と評価をあげている素晴らしいものである......つーことは、十分理解しているし尊敬している。またカトマンズの他のクラブには、仲良しの友人がいたり尊敬する先輩もいらっしゃる。

こんな栄えある団体に、不肖の亭主も迎えていただいたことは素晴らしいことなのだろう、け・れ・ど。私たち夫婦の価値観と違うんじゃないかな?あなたたちもこの団体にふさわしい、良識ある大人になりなさいっちゅー機会なのだろう、け・れ・ど。

もし亭主が、カトマンズにおける「名士」の階段を上りたいと考えているなら(考えてないと思うけど)、私という存在は大変困ったちゃんになること確実。この手の団体の綺麗な世界+夫人同士のおハイソなつきあいなんて、勘弁してほしい。

ああ、お行儀の悪い私としては、とっても、とっても不安。

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そんなこんなの日々であるか、うれしいこともあった。

引っ越した新居に昨日、(カトマンズ盆地内で別の家に暮らす)ウプレティの母や親戚が集まってくれた。早くに夫を亡くし、女手ひとつで亭主たちを育ててくれた義母。誰もいない屋上で、2人で話しをした。

「息子とお前が一生懸命働いて、子供を育てて、真面目に暮らしていてくれる。私は本当にうれしいし、亡くなったお父さんも喜んでいてくださっているよ」

そんな義母の言葉に、目から汗が出そうになった。

出しゃばらない、善意でものを解釈する、優しい言葉だけで話す、信仰を実践する、家族を信じる........そんな義母の人生観。

出しゃばる、いつも批判精神でものを見る、きついことも云う、神さまは信じるが特定の宗教はダメ、亭主であっても疑ってみる........私の人生観。

義母に対しては、申し訳なさで泣きたくなる。北風には向かっていける私なのだが、太陽に対しては悪い子になるのは難しい。でも、よい子にもなれない。悲しい自分。

それでも、うれしそうな義母の横顔をぼーっと見つめつつ、私もほのぼのうれしかった。「本物の世界」だよね。こういうのって.........




2004年 5月25日(火) お久しぶりです、ふざけた国、ネパールからです

灼熱の北インドは、政治も暑うございました。ソニアさんの決断、感銘いたしました。

カトマンズに戻りましたら、コイララさん、ネパールさん、ご自分が首相をやりたくて綱引きを続けておられるご様子。ええかげんにせいよ!でございます。

カトマンズは雨期前の通り雨が続き、朝晩は寒いくらい。インドで40℃以上に慣れつつあった身体は、カトマンズで風邪を引いてしまった。頭がぼーっとして、昨日は午後早引けして寝てしまった。

人間の身体というのは、暑いなら暑い。涼しいなら涼しいには対応できるようだ。しかし、気温差っちゅーがダメみたい。インドの最高気温とカトマンズの最低気温では、実に30℃の違いだものね。やれやれ......

インドで食べたクルフィー(インド伝統のアイスクリーム)は美味しかったけど、カトマンズでは鍋物食べたいわ。身体を温めたい。

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で、なかなか決まらないネパールの次期首相。

国王ギャン次郎くんは、コイちゃんもネパちゃんも嫌いのご様子。

コイちゃんネパちゃんも、「お兄様のビレ太郎陛下は懐柔できたが、ギャン次郎は、好かん」と、双方からそんな感じの電波が感じられる。

1990年の民主化後、政党政治家たちは国益より、「自分と支持者が肥ること」を第一にしてきた感がある。民主開放経済の「勝ち馬」に乗れなかった人たち。民主化以前から開発に取り残され、民主化でやっと陽の目が見られる!と思ったにもかかわらず裏切られ・踏みにじられた人々の中に、マオ派が浸透した。

政党側は自己の弱点を認識し、国民に謝罪し、新しい世代のリーダーを先頭にして、小異を越え大同団結すれば......市民の支持も集められるのに。

国王も、しかめっ面はやめて国民の目線に近づき、傷ついた人たち特に女性と子供の福祉に私財(兄王の遺産)を投げ打つなどしていれば、国民からの敬愛を得ることができたのに。

双方共に、手の内にあるカードを腐らせているだけ。

国王は、政党リーダー以外の人間から首相を出したいようだ。文人・知識人、または政党から一線を画す政治家。ラナバート元下院議長......なんて噂もある。しかし、国王主導での人選は遺恨を残す。しかししかし、5政党側は人選で1本化できずにいる。国民を忘れた、ふざけた状況である。

マオ派との和平交渉など、遠いところにある。国民は、命を落とし続けている。

ネパールは一度、徹底的に壊れないとダメなのだろうか?